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前回、前々回と

交流の電力の話をしています。

交流では、電圧と電流の波形のズレが
あることで、

電力としては、有効に使われない

ところがあるというお話しでしたね。

特に
モーターに流れる電力は、

電圧の波形に対して、電流が遅れるタイミングで
流れるということもお伝えしました。

そして今日は、モーターに使われる電力は、
無駄なものが出てくるので、

(電流が遅れるので)

どうすれば、その無駄を小さくして
効率よく、電力を使うことができるかについて

お話しします。


モーターは、どういう仕組みで
動いているかというと、


簡単に言うと、モーターは

コイルの塊なのです。


コイルって、何?

と思われるかもしれませんね。

コイルとは、磁石に銅線を
何回も巻き付けたもの、で

こんな感じです。

 

モーターを分解すると、
コイルがたくさん使われていて、

これらが働いて、
回転力を生み出しています。

原理は、フレミング左手の法則
とか右手の法則で・・・

ということなのですが、
そこまでいくと、

アレルギーの方もおられると思いますので、

お話ししません。

電流と磁石の働きによって、
回転力が生まれるとだけ

わかればよいと思います。

それで、モーターはコイルの塊なので、
電流は、コイルを流れると

電圧に対して、どうしても遅い方向に
ズレるのです。

 

そして、それを逆に、電流を
早い方向に戻してくれるのが、

コンデンサというわけです。


やっと出ました。

コンデンサです。


しかしながら、

コンデンサって不思議なんですよ。

本当に。


コンデンサっていろいろありますが、
こんな感じです。

 

これは電子部品のコンデンサです。

モーターに使うコンデンサは、


高圧のだったら、
こんな感じです。

 


全くなじみがないですよね。


何が不思議かというと、

電子部品のであれ、モーター用であれ、
高圧用であれ、原理は同じなのですが、

コンデンサの中身は、
電気を通さない絶縁体なのです。

なので、コンデンサに
直流の電圧をかけても

電気は流れないのです。

電池につないでも、
電流は流れないのです。


簡単に言うと、

ゴムに電極をつけている感じです。

絶対流れないですよね。

不思議でしょう?

 


話しについて来てくれてますか?

感動してるのは私だけですかね。

 

 

直流だとコンデンサには、
電気は流れないのに、

交流だと流れるのです。

ちょっと長くなりそうなので、

今回はここまでです。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。